【鈴鹿】三重県鈴鹿市は今年度から市内の公立小中学校で、子どもたちが生成AI(人工知能)を適切に利用する力の育成を計画的・系統的に進める。23日の定例記者会見で、末松則子市長が発表した。
市によると、ガイドラインを策定し、全市的に学校教育での生成AI導入に取り組むのは県内初という。国の生成AIパイロット校事業。
生成AIの急速な普及に対応するのが目的。市は令和2年に1人1台端末の導入をスタートさせており、今回の取り組みは端末の活用と情報活用能力育成の一環となる。
策定したガイドラインは教職員向け、児童生徒向けの2種類。児童生徒用では個人情報を入力しないことや、生成AIの答えをうのみにしないことなど、正しく使うための注意点や効果的な使い方などをまとめた。
学校では教職員が教材研究や授業準備などで活用するとともに、子どもたちには生成AIを「答えを出す道具」ではなく、「思考を深めるパートナー」として使えるよう指導する。
今後、教職員研修を実施し、本格的な開始は2学期以降を見込む。
末松市長は「ガイドラインに沿って生成AIの特性などを理解し、子どもの発達段階に応じて適切な活用について学べるよう、学習内容を構築していく」と話した。
