
【亀山】三重県亀山市出身のプロレスラーで、「プロレスリング・チームでら」(名古屋市)代表の高井憲吾さん(46)は27日、同市東御幸町の市文化会館内中央コミュニティセンターで、プロレス興行「チーム・でら亀山大会」を開催した。市内外から約200人の観客が、間近で見るプロレスに興奮した。同市でのプロレス興行は30年ぶりとなった。高井さんは、県立亀山高校を卒業後、プロレスラーを目指して上京。東京、大阪で修行を積み、念願のプロレスラーとなった。「いつかは故郷『亀山』で興行したいと思っていたが、28年目でやっと願いが叶った」と話した。
大会では、亀山市生まれで津市在住の中学2年生の上地大誠さん(13)が特別ゲストとして、リングアナウンサーを務め、高井さんを含むチームでらの選手7人に、東京と大阪から9人のプロレスラーの総勢16人が参戦し、シングルマッチやタッグマッチなど5試合を行った。
同高校で柔道部に所属していた当時の柔道部顧問の山下浩司さん(63)=現県立神戸高校教諭=は「当時からプロレスの道に進みたいと言っていた」とし、「25年ぶりに会った高井君の姿は、生き生きとしていた」と再会を懐かしんでいた。