
【鈴鹿】三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで4日に開幕したF1日本グランプリレースに伴い、同日、近鉄と伊勢鉄道の最寄り駅で地元高校生による通訳ボランティアが始まった。6日まで近鉄白子駅など5駅で外国人観光客に対応する。
増加する外国人観光客への対応向上と生徒らに実践の場を提供するのが狙い。5駅はほかに、近鉄名古屋駅、平田町駅、伊勢若松駅の3駅と伊勢鉄道の鈴鹿サーキット稲生駅。
ボランティアで参加するのは、鈴鹿市の県立飯野高校英語コミュニケーション科2、3年の有志19人と、津市の私立高田高校英語部と有志の2、3年生約50人。
伊勢鉄道の鈴鹿サーキット稲生駅では高田高の6人、飯野高の9人が目印となるそろいのビブスを着用し、切符の購入方法やコンビニの場所が分からずに困っている外国人観光客などをサポートした。
2回目の参加となる飯野高3年糸井由奈マリーさん(17)は「英語力が上がるとても良い機会。頑張ろうという気持ちになる」、初参加の高田高2年森彩花さん(16)は「だいぶ緊張したが、今まで頑張って勉強してきた英語が通じることがうれしい」と話した。