三重通商が事業停止 負債1億円超、帝国DB四日市

帝国データバンク四日市支店は26日、食肉卸売業の三重通商(菰野町榊)が事業を停止し、事後処理を弁護士に一任したと発表した。負債総額は約1億5500万円の見込み。

支店によると、同社は昭和59年11月に設立。病院や学校給食組合などを得意先として食肉を納入し、平成17年10月期には約2億8200万円の年売上高を計上していた。

一方、県内外で展開していた小売店の採算が合わず、債務超過に陥っていた。コロナ禍で外食の需要が低下したこともあり、令和3年10月期の年売上高は約1億4200万円に落ち込んでいた。