多彩な曲で観客魅了 桑名、津田学園吹奏楽部が演奏会 三重

【演奏を披露する部員ら=桑名市大山田の光精工コミュニティプラザで】

【桑名】津田学園(三重県桑名市野田)の吹奏楽部による定期演奏会がこのほど、同市大山田の光精工コミュニティプラザであった。クラシックからポップスまで多彩な曲で、約300人の観客を楽しませた。

中学3―高校2年の部員16人が出演。3部構成で、第1部はエルガーの「エニグマ変奏曲」から「ニムロッド」や、グスターヴ・ホルストの「吹奏楽のための第一組曲」といった英国を代表する作曲家が手がけた曲を披露した。

第2部と3部では、中学・高校時代に吹奏楽に打ち込んだOB・OGらも登場した。ゲストにフルート奏者の伊藤玲央さんと作曲家の佐藤圭さんを迎えた2部のステージでは、佐藤さんが同部のために書き下ろした曲「感情天気予報」を初披露。3部は「紅白吹奏楽戦」と銘打って、紅組・白組に分かれて男性・女性アーティストの曲を交互に演奏し、会場を沸かせた。

定期演奏会は19回目で、来年に20回の節目を迎える。部長の小島咲埜(しょうや)さん(高校2年)は「ステージに上がるまでは不安だったけど、お客さまの笑顔と拍手に励まされ、楽しんで演奏することができた。次の演奏会では、より成長した姿を見せられるよう頑張りたい」と話した。