A―ONEが破産申請 伊勢の冷凍魚介販売、負債29億円 東京商工リサーチ

東京商工リサーチ津支店は1日、三重県伊勢市小木町の「A―ONE」が、同日付で津地裁伊勢支部に破産を申請したと発表した。負債総額は昨年9月決算時点で29億4500万円。

支店によると、同社は昭和44年に創業し、イカやタコ、エビなどの冷凍魚介類を大手商社や量販店などに販売。平成25年9月期には59億円の年売上高を計上していた。

インドネシアやタイなどから海産物を調達していたほか、平成25年にはモザンビークに子会社を設立してハマグリなどを輸入。中国やベトナムなどへの輸出も手がけていた。

一方、採算性の低さから、たびたび最終赤字を計上。月商の3倍以上とされる在庫保有のコストや子会社への貸し付けで資金繰りは厳しく、昨今の円安で仕入れの負担もかさんでいたという。