保育施設に絵本寄贈 三銀伊勢会、市に94万円分

【鈴木市長(左端)に目録を手渡した坂本さん(右端)ら=伊勢市役所で】

【伊勢】旧第三相互銀行、旧第三銀行(現・三十三銀行)の行員OBや行員でつくる「三銀伊勢会」は4月30日、三重県伊勢市の保育施設全45施設に、絵本や図鑑(94万円分)を贈った。

同会は約30年前、市出身や市内の支店に勤務する行員、OBらの親睦を図ろうと発足。銀行の合併や会員の高齢化などにより、4月に解散した。解散にあたり、これまで積み立てた会費を、子どもたちの成長や子育てに役立ててもらおうと、保育施設への寄贈を申し出た。市を通じ、市内の保育所、認定こども園、幼稚園の各施設が希望する絵本や図鑑を届ける。

市役所で、会の幹事坂本康隆さん(65)らが、鈴木健一市長に目録を手渡した。坂本さんは「子どもたちの健やかな成長、育成に少しでも力になれたら」と話した。

鈴木健一市長は「子どもたちが読書に触れ合う機会が減っている。しっかり活用したい」と感謝した。