能登町に職員1人派遣 鈴鹿市、罹災証明発行業務など 三重

【末松市長の激励を受ける池田さん(左)=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】三重県の鈴鹿市は5月1日から、能登半島地震で被災した石川県の能登町に職員1人を派遣する。期間は9月30日までの5カ月間。

石川、富山両県から県を通じて中長期の職員派遣依頼があり、庁内で検討した。

今回派遣されるのは、入庁3年目で総務部資産税課の池田球真さん(24)。派遣職員用の仮設住宅に滞在しながら、能登町役場で罹災(りさい)証明の発行業務などに携わるという。

26日、同市役所で末松則子市長が池田さんと面会し、「一日でも早い復興のために、無理のない範囲でできる限りのことをして、けがのないように頑張ってほしい」と激励した。

池田さんは「地域の人たちに寄り添いながら、ほかの自治体職員と協力し、一刻も早い復興の手伝いをしたい」と意気込みを語った。