展示会場5カ所増、84人の作家出品 10月の亀山トリエンナーレ概要 三重

【亀山トリエンナーレの伊藤代表(左から3人目)と森事務局長(同4人目)ら実行委員の皆さん=亀山市東町の市市民協働センターで】

【亀山】亀山トリエンナーレ実行委員会の伊藤峰子代表と森敏子事務局長ら8人は25日、三重県亀山市東町の市市民協働センターで、10月27―11月16日にかけて亀山市内を展示会場に開催する現代アートの祭典「亀山トリエンナーレ2024」の概要を発表した。

亀山トリエンナーレは、国内外の若手芸術家らの登竜門として、芸術文化(現代アート)の発表と振興、まちの活性化、国際交流の場を目的に、市内の公共施設や文化財建造物、店舗などを展示会場として、平成26から3年ごとに開催している。

今年は、市が本年度1年間を「かめやま文化年」と位置付けていることから、文化年関連事業として、新たに展示会場を、関宿で4カ所、坂下宿で1カ所(鈴鹿峠自然の家)、計5カ所増やし、市内約45カ所で展示する。

出展者は、海外も含め82組総勢84人の作家が、平面・立体・映像のほか、彫刻や絵画など多岐にわたり作品を展示する。

伊藤代表は「実行委員20人のうち、14人が作家としても作品を出展する。作品を巡りながら、東海道五十三次の宿場町、亀山宿・関宿・坂下宿の3宿の観光も楽しんでほしい」と述べた。

森事務局長は「今年のトリエンナーレには、新たに39組の作家が参加する。開催初日には、美術評論家で詩人の建畠哲氏による講演会や、映像と音楽で平和を訴える『サウンドアートナイツ』を予定している」と話した。

同実行委員会では、ボランティアスタッフを募集している。18歳以上で市内外、男女不問。展示場所の受け付けや各会場のパトロールなどをする。

問い合わせは森事務局長=電話090(8950)3011=へ。