冷やし伊勢うどん開発 松阪・かいだ食品が「イセノナツ」販売へ 三重

【イセノナツをピーアールする渡邉専務=松阪市和屋町のかいだ食品で】

【松阪】三重県松阪市和屋町の麺類製造販売業「かいだ食品」(渡邉宗房代表)は、冷やし伊勢うどんの「イセノナツ」をこのほど開発した。6月以降、主に伊勢市内で販売を開始する予定。

イセノナツは、伊勢うどんをメインに製造し90年以上の歴史を持つかいだ食品に寄せられた「冷たい伊勢うどんも食べたい」という声に応えて開発した新商品。

県産小麦を使用し、同社の看板商品「熟撰伊勢うどん」にも使われている、中央に溝の入った麺を採用。とろみのある専用のタレがよく絡み、オリジナルブレンドの七味と合わせることで、伊勢うどんならではの味わいと、もちもちとした食感を楽しむことができる。

イセノナツは1袋2人前入りで、価格は550円(税別)。現在県内外で商品のPRを進めており、今後は伊勢市内の土産物屋や道の駅などで販売する方針。

同社では昨年から米粉入りそうめん「ミエノナツ」も発売しており、夏の食卓への新たな提案を続けている。

同社の渡邉将教専務は「県内の方はもちろん、三重を訪れる県外の方にもお土産として手に取っていただけるようになれば。『伊勢うどんといえばかいだ食品』と言っていただけるよう今後も努力していく」と意気込んだ。

【イセノナツの調理例】