師の勧めで絵画3人展 藤村さん、丸山さん、宮﨑さん 津・三重画廊

【3人展を開いた(右から)丸山さん、宮﨑さん、藤村さん=津市中央の三重画廊で】

【津】三重県津市の画家、田村公男さん(71)が主宰する「あとりえタム」に通う藤村弥生(64)=同市東丸之内=、丸山茂(73)=同市安濃町=、宮﨑真智子(72)=鈴鹿市池田町=の3氏による作品展「LA MUSE3人展」が24日、津市中央の三重画廊で始まった。風景や静物など三人三様の作品計42点を展示販売している。28日まで。

3氏はいずれも4―5年前から田村さんに師事。師の勧めが背中を押し初の3人展が実現した。

現場で感じた青色を強調した藤村さんの「石垣のある町」、野登山で見つけた木を写実的に描いた丸山さんの「樹」、風化するドラム缶に自身の思いを重ねた宮﨑さんの「積年」などがある。

藤村さんは「場所と向き合い描きたいものを探すのは精進」、丸山さんは「うまく描けたらうぬぼれ描けないと落ち込むの繰り返し」、宮﨑さんは「描いている時間は何もかも忘れ集中できる」とそれぞれ話す。

田村さんは「血肉のこもった絵を描く3人。互いにリスペクトし合っている」とたたえた。