紫のグラデーションと甘い香り 津・かざはやの里でフジ見頃 三重

【見頃を迎えたフジ=津市戸木町のかざはやの里で】

【津】三重県津市戸木町の花園「かざはやの里」のフジが見頃を迎えた。約1万平方メートルに設置したさまざまな藤棚で10品種900本が甘い香りを放っている。5月6日までで入園料は花の咲き具合に合わせ変動し1500―500円。午前8時―午後6時。

担当者によると今年の開花は18日で予想より遅かったがその後の好天で一気に咲きそろった。現在大半の品種が見頃で円型、タワー型、階段型、など10種の藤棚に長崎一歳、八重黒龍など紫色のグラデーションが広がる。遅咲きの九尺藤はこれから花房を伸ばすという。

23日は県外の観光バスが次々に訪れ、多くの見物客でにぎわった。愛知県豊川市から訪れた60代の女性は「初めて来たがすごくきれい。園内を歩けるのもいい」と感想を話した。