23日ドーナツ専門店オープン 「ブーケ」松阪・道の駅飯高駅に 三重

【飯高駅にオープンするドーナツ専門店のブーケ=松阪市飯高町宮前で】

【松阪】三重県松阪市飯高町宮前の道の駅「飯高駅」に23日、ドーナツ専門店「BOUQUET(ブーケ) IITAKA」がオープンする。営業時間は午前10時半―午後5時。水曜定休。

同駅は同市が設置し、株式会社「飯高駅」が指定管理者。年間約36万人の利用者がある。

飯高駅が、コロナ禍で利用が減ったそば打ち体験施設「味楽(みらく)工房」を仕切り、半分のスペースをテナントとして募集。飲食店を経営するシティ・ホールディングス(同市中町)が出店した。

ブーケは大台町下真手に次ぐ2号店。ドーナツの生地は国産小麦と発酵バターで手作り。米油で揚げる。

19日に竹上真人市長らを招いた試食会があり、ドーナツのラインナップが披露された。

竹上市長は同店おすすめの「熟成オリジナル」(税込み300円)などを選んで食べた。「おいしい。あったかい。ドーナツぽくないふんわりした初めての食感。驚いた」と話し、「道の駅におしゃれな異空間ができた。ここを目指してやって来るお店になればいいな」と期待した。

シティ社の中川健児社長は「揚げたてがコンセプト」とアピール。「市街地でなく、あえて離れた所で物件を探していた。過疎地というマイナスイメージがあるが、プチ観光が見直される。地域振興のお役に立てれば」と述べた。

飯高駅の田中羚兒社長は「飯高駅の飲食利用者は4分の3が50歳以上。温泉と野菜販売で中高年には十分ご理解いただいている」「若者や女性の利用が多いブーケが新たな誘客につながる」と喜んだ。