こいのぼり36匹を大空へ 亀山の自治会と子供会が揚げる 地元住民から寄贈

【空高く泳ぐこいのぼり=亀山市下庄町の農村公園で】

【亀山】三重県亀山市下庄町自治会(国分純会長)と同町の江ノ木子供会(田名瀬仁美会長)は14日、同町内の農村公園で、自治会役員と子ども会役員、児童ら計23人が参加して、地元住民らから寄贈された「こいのぼり」36匹を揚げた。5月12日まで。平成21年から毎年、揚げている。

こいのぼりは、子どもが大きくなり、いまでは揚げなくなったり、処分に困った家庭から募った。今年は、地元の昼生保育園の園児らの黄色の手作りこいのぼりも揚げた。

参加者らは、同公園に設置された支柱にワイヤを張り、色とりどりのこいのぼりをつないで、約11メートルの高さに引き上げた。

田名瀬会長(33)は「児童らにとって、毎日の登下校時に見ることができて、皆喜んでいる」、国分会長(71)は「今年は、地域の人たちも協力して、公園の清掃活動をしてもらった」とし、「地域の子どもたちが皆、元気に育ち、温かい心を育むよう、願いを込めて揚げた」と見守っていた。