1億円相当の部品詐取疑い 男を逮捕、架空の工事発注 三重県警伊勢署

【伊勢】架空の工事契約を持ちかけ、1億円相当の金属部品をだまし取ったとして、三重県警伊勢署は1日、詐欺の疑いで、伊勢市西豊浜町金属部品製造業、中山浩樹容疑者(54)を再逮捕した。

逮捕容疑は平成29年8月ごろ―令和3年7月ごろ、同市の金属加工会社に架空の工事契約を持ちかけ、金属加工部品8千個(代金計約1億190万円相当)をだまし取った疑い。

同署によると、中山容疑者は別の会社から倉庫の工事依頼を受けたとして、部品を発注していたという。代金が支払われていないことから、金属加工会社が被害届を提出した。

中山容疑者は別の男性に架空の工事契約を持ちかけ、現金300万円をだまし取ったとして先月12日に逮捕されていた。「正規に受注した仕事で詐欺ではない」と容疑を否認している。