「職員の声に耳傾けたい」 野呂副知事が就任会見 三重

【記者会見で抱負を語る野呂副知事=県庁で】

野呂幸利副知事(60)は1日、三重県庁で就任の記者会見に臨んだ。「職員が前向きにのびのびと楽しく仕事をしてもらえるよう、職員の声にしっかりと耳を傾けたい」などと抱負を語った。

県によると、いわゆる事業系の副知事として、地域連携・交通部や環境生活部、農林水産部、雇用経済部、観光部などを担当。総務部などの他部局は服部浩副知事(64)が引き続き担う。

野呂副知事は会見で、新型コロナ対策や危機管理など、これまでの経験を生かして職務に当たると説明。「言葉使いには配慮しつつ、言うべきことはしっかりと言っていく」と語った。

退職した元同僚から届いた就任祝いのメールで「常に職員の声に耳を傾けてほしい」と激励を受けたと紹介。「非常に心に刺さった。職員の声をしっかりと聞いていきたい」と述べた。

自らの性格を問われた野呂副知事は「小学校では落ち着きがないと言われていた。早く仕事を片付けたいという意味で短気だと思う。オブラートに包まず、人見知りしない」と語った。

野呂副知事は民間での勤務を経て昭和63年4月に入庁。防災対策部長、雇用経済部長などを歴任し、昨年4月から先月末まで危機管理統括監を務めていた。松阪大政治経済学部卒。