教職員異動5389人 三重県教委、定年引き上げで減少

三重県教委は31日、4月1日付の人事異動を発表した。教職員の異動総数は5389人。定年年齢の引き上げによって退職者が減少するなどし、前年度比で280人の減少となった。

異動総数の減少は2年連続。小中学校の異動は前年度比118人減の3827人、県立学校は162人減の1562人。退職者は215人減の1593人となった。

新規採用は482人で、前年度より40人少ない。うち小中学校は29人減の388人、県立学校は11人減の94人。いずれも児童生徒数の減少を踏まえて抑制した。

小中学校と県立学校で新たに計81人の女性を校長や教頭に登用。これにより、校長と教頭に占める女性の比率は小中学校で2・2ポイント増の32・9%、県立学校で3ポイント増の23・4%となった。

県教委事務局の異動は前年度比1人減の225人。3年ぶりに減少した。女性管理職を1人増の6人とし、管理職に占める女性の比率は2・8ポイント増の16・7%。組織に大きな改編はない。