横領の明和町職員を不起訴 三重・津地検

津地検は29日、三重県明和町と多気町、大台町の3町からなる多気郡町村会事務局の口座から現金を横領したとして、業務上横領容疑で今月逮捕された明和町職員の男性(51)について、嫌疑不十分により不起訴処分とした。

津地検は不起訴の理由を「関係各証拠を精査した結果、犯罪の成立を認定すべき証拠が不十分だった」としている。

男性は昨年1―5月、経理事務を担当していた多気郡町村会事務局の口座から現金約170万円を横領したとして、松阪署に逮捕されていた。