自作の俳句を作品に 書や冊子、写真と組み合わせ いなべで「朱の会」が展示

【作品に見入る人たち=いなべ市北勢町麻生田で】

【いなべ】三重県いなべ市北勢町麻生田の書家、小川朱泉(本名・多恵子)さん(77)が主宰する「朱の会」の作品展が24日、小川さんの自宅で始まった。26日まで。

同会は書道教室からスタートし、現在は小川さんもとで生徒たちが俳句を詠んだり、詠んだ句を墨と筆で書いたりして楽しんでいる。自宅のほか、桑名市の精義まちづくり拠点施設と商業施設、サンシティ内の計3カ所に稽古場を設けている。

作品展は3年ぶり。20―80代の生徒25人と小川さんが、自作の俳句を書で表現した作品など約100点を出品した。冊子や折帖(おりちょう)にしたり、色紙を帯で作ったタペストリーに飾ってみたりと、手の込んだ力作が並ぶ。写真と組み合わせて表現した「フォト俳句」も紹介している。

小川さんは「手書きで手間をかけた作品ばかり。ぜひ見に来てほしい」と話している。問い合わせは小川さん=電話090(6357)1498=へ。