メタバースで児童ら交流 桑名の学童保育所、取り組み発表

【大山田西学童保育所の取り組みを紹介する中村さん(右)=桑名市野田で】

【桑名】三重県北部で学童保育所などを運営する社会福祉法人「日の本福祉会」(四日市市松原町)はこのほど、インターネット上の仮想空間「メタバース」を活用した交流イベントを開いた。桑名市内の九つの学童保育所の児童約100人が、メタバース空間で交流した。

イベントは、インターネット上の仮想空間で年金や介護に関する相談などの行政サービスが受けられる「メタバース役所」の実証事業を実施している桑名市が協力。各学童保育所の児童は、自分たちの分身となる「アバター」を使って仮想の「メタバース役所」に集い、通っている学童保育所の特徴や取り組みなどを順番に発表した。

同市野田の大山田西学童保育所では、小学6年の中村綜孜(そうし)さん(12)が「月1回、茶道教室を開いたり、あらたま剣術にも取り組んでいて、日本の文化を学んでいる」と独自の取り組みを紹介した。