F1選手の手形披露 鈴鹿で来月日本GP、白子駅の記念碑増設 三重

【新たに増設したF1選手の手形を紹介する田中会頭(中央)=鈴鹿市の近鉄白子駅西口で】

【鈴鹿】4月5日に三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで開幕するF1日本グランプリレースを前に、同市の近鉄白子駅西口ランドマークエリアで21日、昨年の同レースで1―3位に入賞した選手3人の手形などを刻んだ記念碑1基が初披露された。

エリア内に増設した記念碑「モノリス8号旗」は、高さ1・5メートル、幅65センチ、厚さ8センチのステンレス製。手形部分はブロンズ製。レース後に優勝したマックス・フェルスタッペン、2位のランド・ノリス、3位のオスカー・ビアストリの3選手から手形を取り、加工した。記念碑には手形のほか、成績やサインを記す。

エリア内にはほかに、過去の記録を記した1基やモニュメント、平成26年以降の優勝選手らの手形記念碑7基が並ぶ。鈴鹿商工会議所(田中彩子会頭)が「モータースポーツのまち鈴鹿にふさわしいシンボル」として設置し、市に寄贈。平成27年に始め、以降F1日本グランプリ開催に合わせて増設し、ことしで8回目となる。

お披露目会には田中会頭のほか、末松則子市長、小田栄次郎鈴鹿サーキット総支配人が出席。田中会頭は「鈴鹿サーキットでのF1開催が5年延長したことをとても喜ばしく感じている」とあいさつし、新たな記念碑の設置を喜んだ。