「初午縁起祭」で厄払い 亀山の一心院、地域住民ら一年の健康願う 三重

【祈願に訪れた人に祈祷をする上月住職(右)=亀山市川崎町の一心院で】

【亀山】三重県亀山市川崎町の一心院(上月泰龍住職)は10日、同院で約300年余り続く厄払い行事「初午(はつうま)縁起祭」を開いた。市内外から厄年の人や地域住民、檀家(だんか)ら約250人が訪れた。

壬申(じんしん)の乱にゆかりのある同院には、馬頭観音と豊川稲荷が祭られている。

今年前厄を迎える、中島久智さん(40)=同市川崎町=は「今年一年、自分だけでなく、家族共々健康に気を付けて過ごせられるよう祈願した」と話した。

上月住職は「厄年の人やその家族、地域住民が今年一年、家内安全で健やかな日々をと祈祷(きとう)した。伝統行事を守り、継承し続ける」と語った。