俳句や水墨画など250点 四日市市民大学修了の33期会が作品展 三重

【俳画の展示コーナー=四日市市安島の市文化会館で】

【四日市】三重県の四日市市民大学熟年クラスを修了した33期会(山本いく子会長)は9日、同市安島の市文化会館第3展示室で「第5回作品展」を開いた。会員35人と講師4人による俳句、俳画、銅板工芸、水墨画、書道、絵手紙の6部門と自由作品合わせて約250点を展示している。10日まで。

紀貫之の高野切第三種を流れるような仮名文字でしたためた臨書折本や、季節を詠んだ俳句や絵を添えた俳画、細密に刻んだ銅板工芸作品「布袋尊」「梅下双鶏図」、墨の濃淡で生き生きと表現した「八坂の塔」などが並ぶ。また、油絵や写真など、会員らの趣味作品も展示している。

新美南吉の故郷を訪ねるバスツアーやプラネタリウムでの研修など、会員らの1年間の活動を紹介する会報の展示もある。会員らの手作りエコたわしを、希望者にプレゼントしている。山本会長(73)は「会発足5年の節目、今後も盛り上げていきたい。会員の1年間の成果をご覧いただきたい」と話していた。