「やきものたまご」巣立つ 萬古焼技術者創生塾、6人が修了 三重・四日市

【修了証書を受け取る修了生=四日市市陶栄町のばんこの里会館で】

【四日市】萬古焼の技術者を養成する「やきものたまご創生塾」の16期生の修了式が8日、三重県四日市市陶栄町のばんこの里会館であった。約8カ月の研修を終えた修了生6人が、新たな一歩を踏み出した。

そのうち5人は、市内の窯元に就職する。残る1人は、アルバイトとしてばんこの里会館で働く。

式には2人欠席し、4人が出席した。創生塾を主催する萬古陶磁器工業協同組合の熊本哲弥理事長が一人ずつ修了証書を手渡し、「萬古焼業界を盛り上げていってほしい」とエールを送った。

急須専門の窯元に就職する同市の鈴木佑香さんは「素晴らしい仲間と先生に恵まれ、とても充実していた。研修は今日で最後だが、これからも学びは続けていく」と話した。