しいたけ菌打ちに挑戦 津・みのり久居店で家族連れら 三重

【しいたけの種駒を打ち込む参加者ら=津市戸木町のみのり久居店で】

【津】クラギ(三重県松阪市川井町、竹内秀樹社長)が運営する「農家の産直市場みのり久居店」で3日、しいたけの菌打ち体験があり津市内を中心に家族連れら11組29人が参加した。

同体験は「つくる人と食べる人をつなぐ架け橋となる」ことを理念に、地域密着を掲げるみのりが農家と協力して行うもの。身近な食材がどのように作られるかを、多くの人に知ってもらうことを目的としている。

体験では同市一志町のしいたけ農家飛岡隆さんらが菌打ちの工程を解説。参加者はドリルで約30個の穴を開けたクヌギをそれぞれ受け取り、しいたけの種駒をハンマーで打ち込んだ。

各々が製作したしいたけの原木は飛岡さんらが山で管理し、しいたけが発生し始めたらそれぞれの家庭に持ち帰る。

同市内から家族と参加した田中由莉さん(7つ)は「初めてやってみて楽しかった。しいたけができるのも楽しみ」と感想。みのり久居店の奥山直樹店長は「菌打ちの体験ができる機会は貴重。今後も続けていければ」と話した。