桜の名所つくろう、園児らが植樹 度会町・宮リバー度会パークで岡田文化財団のプロジェクト 三重

【中村町長と一緒にしだれ桜を植樹する園児ら=度会町大野木の宮リバー度会パークで】

【度会郡】三重県内に桜の名所をつくろうと、岡田文化財団(菰野町)が進める三重県「さくらプロジェクト」の植樹祭がこのほど、度会町大野木の宮リバー度会パークであった。

同プロジェクトは令和5年から実施。桜の苗木を希望する団体を募集し、県内の45団体が選ばれた。3年間で5千本の苗木を寄贈する。同町では宮リバー度会パークの遊歩道に桜並木(桜のトンネル)をつくる予定で、今年はしだれ桜50本、来年はソメイヨシノ20本を植樹する。

財団や町の関係者、町内保育所の年長児ら約60人が参加。中村忠彦町長は「子どもたちの成長とともに桜もしっかりと成長してもらいたい」、同財団の辻晴芳理事は「桜が大きくなってたくさんの人が来園されることを願っている」とあいさつした。

園児らは造園業者から説明を受けた後、宮川沿いにある遊歩道の両脇に高さ約1・5メートルのしだれ桜の苗木を一本ずつ植えていった。

長原保育所の中村彩乃ちゃん(6つ)は「桜を植えるのは楽しかった。大きくなってきれいに咲いてほしい」と話していた。