お城見庭園の美観に貢献 亀山シルバー会員ら 樹木剪定に汗

【樹木を刈り込む会員ら=亀山市西町のお城見庭園で】

【亀山】三重県の亀山市シルバー人材センター(竹井道男理事長)の会員9人は29日、同市西町のお城見庭園で樹木の剪定(せんてい)をした。毎年、2月に実施している。

同庭園は県内唯一の城郭建造物「旧亀山城多門櫓」が見える。平成15年に市民有志らで「東海道亀山宿お城見庭園保存会」が発足した。その後、会員らの高齢化により庭園の維持管理が難しくなったため、同センターが地域貢献の一環として無償で管理している。

会員らはマツやモミジの剪定とキンモクセイなどの枝払い、ツゲの刈り込みなどで汗を流した。

昨年5月に会員登録をした、内田邦夫さん(72)=同市関町中町=は「剪定や枝払いは造園業に従事していたので体が覚えている」「普段は依頼を受けた一般家庭の樹木の剪定などしている」と話していた。