「伊勢の津七福神」が観梅 津の結城神社で祈願祭 三重

【梅苑を練る宮司と僧侶=津市藤方の結城神社で】

【津】三重県津市の7寺社を巡る「伊勢の津七福神」の観梅祈願祭が24日、同市藤方の結城神社(宮﨑吉史宮司)であった。高山神社▽初馬寺▽四天王寺▽安楽寺▽―などの宮司や僧侶が祭典を執り行い、梅苑を巡行した。

「伊勢の津七福神」は歴史ある7寺社に七福神を祭り、町ににぎわいをつくろうと平成24年に開創。毎年各寺社持ち回りで周年行事をするほか、しだれ梅の名所で知られる同神社で花の見頃時期に同祭を行っている。

祭典では宮﨑宮司(49)を齋主に巡拝者の健康や安全を祈願。その後境内の梅苑に出て、咲き誇るしだれ梅の間を練り歩いた。宮﨑宮司は「七福神のご加護の下平穏に過ごしていただければ」と述べた。

この日は3連休中唯一の好天で県内外からの観梅客で大いににぎわった。祈願に参加した名古屋市の東松香代子さん(66)は「何度かウメを見に来ていてネットで祈願祭を知り参加した。普段できない体験ができて良かった」と感想を述べた。