立民候補の「支持」を決定 衆院選で国民県連、推薦見送り 

【記者会見で、立民候補の「支持」を決めたと発表する金森代表(左)ら=津市桜橋2丁目で】

国民民主党県連は23日、津市桜橋二丁目の県教育文化会館で総会を開き、次期衆院選の県内小選挙区で立憲民主党が擁立した立候補予定者を推薦せずに「支持」とすることを決めた。

立憲民主党県連は、次期衆院選で三重1―4区の立候補予定者を推薦するよう国民県連に依頼していた。国民県連は前回衆院選でも、立民の候補者を推薦せず「支持」にとどめていた。

金森正代表は総会後の記者会見で、両党の政策の違いなどを理由に推薦を見送ったと説明。支援の方法については「できること、できないことがあると思うが、相談して対応したい」と語った。

独自候補の擁立は「自前の候補者が欲しいと思ってやってきたが、そこまで行っていない。今のところ断念している」と説明。所属議員などから立候補の申し出がないことも明らかにした。

立民県連の三谷哲央幹事長は取材に対し、国民県連からの支持について「党本部などの意向を考えた判断だと思う。大手を振って応援してもらえると思うので、ありがたい」と話した。

この日の総会には、県連の役員や地方議員、党員ら約百人が出席。連合三重の番条喜芳会長は次期参院選三重選挙区について「国民民主党から候補者を出してほしい」と激励したという。