電車とアイドルをモチーフに 桑名で早川さん個展 三重

【「旅に出よう、握手しよう」と題した作品を紹介する早川さん=桑名市南寺町のギャラリー寺町で】

【桑名】三重県玉城町の早川拓馬さん(35)は21日、桑名市南寺町のギャラリー寺町で作品展を開いた。障害者の芸術活動を支援するNPO法人「希望の園」(松阪市)に所属するアーティスト。約2年ぶりに開く個展で、油彩画を中心に旧作から新作まで19点を展示した。25日まで。

作品は電車とアイドルをモチーフにしていて、カラフルな色使いがひときわ目を引いている。油絵を始めたのは高校生の頃から。当時の作品や、展覧会のためドイツ・フランクフルトに滞在中に仕上げたという13年前に制作した版画も紹介している。

「旅に出よう、握手しよう」と題した作品には、小田急電鉄の特急ロマンスカーが描かれている。早川さんは「大好きなものばかりを描いた」と笑顔で話した。