旧待機宿舎を売却へ 財源確保で三重県、4月に入札

【県が売却する旧河原田待機宿舎(県提供)】

三重県は20日、旧河原田待機宿舎(四日市市河原田町北谷)を、一般競争入札で売却すると発表した。最低売却価格は1150万円。4月4日まで入札の申し込みを受け付ける。

県によると、旧河原田待機宿舎は、四日市南署の官舎として昭和40年3月に完成。平成25年度以降は使われていなかったことから、財源確保のために売却することにした。

敷地面積は約3080平方メートル。鉄筋コンクリート造4階建ての共同住宅が2棟あり、単身者や家族向けの計32室を設けている。敷地内には、計150平方メートルの物置もある。

共同住宅の大規模なリフォームや耐震補強はなく、内外装ともに老朽化が進んでいる。県の担当者は「リフォームをすれば十分に使えるはず。有効に活用してほしい」と話している。

入札は電子調達システムで実施するが、書面での申請も可能。4月4日午後3時までに申請書を提出する。開札は同月25日。問い合わせは管財課=電話059(224)2137=へ。