「そよら鈴鹿白子」3月28日オープン イオン新業態、三重県内初出店

【「そよら鈴鹿白子」の完成イメージ(イオンリテール提供)】

イオンリテールは20日、都市型ショッピングセンター「そよら鈴鹿白子」を、三重県鈴鹿市白子駅前で3月28日に開業させると発表した。同社の新業態「そよら」の県内出店は初となる。

同社によると、令和3年2月に閉店した「白子ショッピングタウンサンズ」の跡地に開業する。食料品や日用品などを扱う「イオンスタイル鈴鹿白子」と、10店舗の専門店で構成する。

コンセプトは「通う」「集う」「つながる」。敷地内には芝生の広場を設けて週末にキッチンカーを並べる。2階にはオープンテラスを設け、日替わりでイベントを開くという。

「そよら」はモール型などの大規模なショッピングセンター(SC)とは異なり、都市部での買い物の利便性を追求した小商圏の店舗。全国では5府県で計8店舗を展開している。

同社の石河康明東海カンパニー支社長は20日の説明会で「駅に近い。将来的にも価値が高まるエリア」などと、立地の良さを強調。「地域になくてはならないSCを目指す」と述べた。

そよら鈴鹿白子の鈴木太店長は、生鮮食品や地場産品を充実させるとアピール。「子育て世帯にとって身近な店舗にしたい。日々の暮らしが便利になるサービスを提供する」と語った。