17日から「しだれ梅まつり」 全国の名木200本、開花早め 鈴鹿の森庭園・三重

【見ごろを迎え始めた梅の花=鈴鹿市山本町の鈴鹿の森庭園で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市山本町の研究栽培農園「鈴鹿の森庭園」(赤塚耕一社長)で、17日から「しだれ梅まつり」が始まる。開園期間は3月下旬ごろまで。

現在は五分咲き程度。園内はほのかに梅の香りが漂う。ことしは暖冬の影響で例年より1週間から10日程度開花が早く、見頃は今月下旬ごろを見込む。

同園では「開花が早まっているので早めに来園してもらえれば。開花状況はホームページで確認してもらえる」と話した。

津市高野尾町の赤塚植物園が運営。約2万平方メートルの敷地には、樹齢100年以上の「呉羽しだれ」を中心に「鹿児島紅」「白加賀」など全国の名木約30品種、約200本を栽培し、剪定(せんてい)など仕立て技術の継承や研究に取り組んでいる。

年に一度、期間限定で一般公開し、ことしで10回目。昨年は国内外から約7万7千人が来場した。

24日午前11時半―正午まで、園内で10周年記念式典を実施。琴の演奏や抽選会などがある。

開園時間は午前9時―午後4時まで。18日以降は夜間ライトアップを実施し、午後8時半まで営業する。

料金は中学生以上700円―1800円(開花状況で変動)、小学生半額、未就学児無料。

問い合わせは同園=電話059(371)1777=へ。