ひな人形やつるし飾り 籐工房や刺し子会、いなべで展示

【作品を楽しむ人たち=いなべ市藤原町本郷の布の蔵・木花で】

【いなべ】三重県いなべ市藤原町本郷のギャラリー「布の蔵・木花(このはな)」は15日、ひな人形などの手作りの作品を集めた「おひな祭り・手作りまつり」を同所で始めた。

籐工房アメニティラタンを主宰する山田尚子(たかこ)さん(70)=桑名市西方=と、時山文化伝承館(岐阜県大垣市)で活動する「刺し子会」(佐藤久美子代表)のメンバーが出品した。ひな人形や山形県酒田市に伝わるつるし飾り「傘福」は、山田さんが籐(ラタン)やちりめんなどを使ってこしらえた。刺し子を施した洋服、バッグ、ポーチなどもあり、合わせて百点以上が並ぶ。作品は一部の非売品を除いて、販売もしている。

布の蔵・木花は、店主の羽場千代子さん(73)が自宅の敷地内にある蔵を改装したギャラリー。1階がギャラリーで、2階のいなべまちかど博物館「布夢庵」では、ひな人形の展示もしている。昭和初期の段飾りをはじめ、布やガラス、陶製のひな人形がずらり。中には、羽場さんが手作りしたものもあり、訪れる人を楽しませている。

展示はいずれも4月18日まで。営業は毎週木曜日午前10時半―午後4時。営業日以外でも電話予約で、希望の日時に応じている。問い合わせは同ギャラリー=電話0594(46)2938=へ。