初の「三重春節祭」にぎわう 津・お城西公園、食や演舞で日中交流

【会場をパレードする民族舞踊の演者ら=津市丸之内のお城西公園で】

【津】中国の正月「春節」を体験する行事「第1回三重春節祭」(同祭実行委員会主催)が10日、津市丸之内のお城西公園であった。11団体が演奏や演舞を披露し、飲食や物販16店が出展。約1100人(主催者発表)が来場した。

毎年名古屋で盛大に開催される春節祭を三重でも開催し日中の相互理解を深めようと、県日中友好協会など8団体で実行委員会を作り、初めて開いた。

ステージでは津・高虎太鼓少年隊の演奏を皮切りに、演奏や舞踊、チャイナドレスのショー、太極拳などがあり、飲食ブースでは羊肉の串焼きや肉まんなどを販売。少数民族ミャオ族の衣装を着用する体験もあった。

中国東北部の民族舞踊、ヤンコ踊りの披露では、色鮮やかな衣装や西遊記の登場人物の扮装ふんそうに身を包んだ男女約30人が会場をパレードし、大いに盛り上げた。4歳と6歳の娘と訪れた女性(41)は「楽しい。異文化に触れる体験ができていい」と話した。

同協会の小宮一郎理事長(41)は「良くないニュースの情報でなく実際に文化に触れて気づく民間レベルの交流が大事。今後も継続して開催したい」と話した。