志摩スペイン村、4月で30周年 新パレードなど記念イベント続々 三重

【10年ぶりに生まれ変わった新パレード=志摩市磯部町の志摩スペイン村で】

【志摩】4月に開業30周年を迎える三重県志摩市磯部町のテーマパーク「志摩スペイン村」で10日、アニバーサリーイベント「ブエン ビアヘ きっと再発見」が始まった。10年ぶりに内容を一新したパレードなど、志摩スペイン村の魅力を体感できるイベントが来園者を楽しませている。

志摩スペイン村は「こころの再発見」を基本理念に、平成6年4月22日に開業。「ブエン ビアへ」は「よい旅を」を表すスペイン語で、志摩スペイン村の新たな魅力を再発見できるよう、来年1月13日までさまざまなイベントを展開していくという。

「旅」がテーマの新パレードは、世界中からスペインへ集まってきた旅行者がアートやオペラ、フラメンコ、歴史などさまざまな文化や人との出会いを通して「豊かなこころ」を再発見する内容。

世界各地の風景や布地を取り入れ、スペインの文化や歴史を表現した華やかな衣装をまとったダンサーと、スペイン村のキャラクターら約31人が登場し、会場を盛り上げる。1日1回、午後0時50分から約25分間。

【本場スペインの臨場感が体感できる新フラメンコショー=志摩市磯部町の志摩スペイン村で】

新フラメンコショー「オペラ・プリマ」は、スペイン人ダンサーらが従来のフラメンコのスタイルにとらわれず、バレエの要素も取り入れた迫力あるステージを披露する。当日予約制、鑑賞料600円。

好評だった昨年に続き、ユーチューブなど動画投稿サイトで人気を集めるVチューバーで、志摩スペイン村の魅力を発信する周央サンゴさんとのコラボイベントも開催。今回は周央さんとともに、Vチューバーの壱百満天原(ひゃくまんてんばら)サロメさんを志摩スペイン村バーチャルアンバサダーに任命し、2人がイラストを描いたお皿を探すスタンプラリーやコラボグッズの販売などを5月10日まで実施する。

影山豊社長は「今年もいろいろなイベントが盛りだくさんで、にぎやかな一年になると思うので応援していただきたい」と話した。