ひな人形、窓越しに展示 鈴鹿の地区長寿会の集会所

【飾り付けをしたひな人形を見る会員ら=鈴鹿市国府町の同町下区運動広場で】

【鈴鹿】3月3日のひな祭りを前に、三重県鈴鹿市国府町の同町下区長寿会(五十嵐清会長)はこのほど、同区運動広場にある集会所に、ひな人形一式を飾った。

同会は子どもたちの健やかな育ちを願い、桃の節句や端午の節句の時期に合わせ、毎年ひな人形やこいのぼりを飾り、地元の幼稚園や保育園の園児らが見学に来るという。

ことしは、昨年の本紙記事を通じて寄贈を受けたという七段飾りのひな人形を、窓越しに見れるよう展示。五十嵐会長(74)=同市国府町=は「記事を読んだ人が『大事に買って使っていた物をここで活用してくれるとうれしい』と届けてくれ、新たな交流も広がった」と振り返る。

五十嵐会長は「維持管理は大変だが、子どもたちのにぎやかな声を聞けるのがうれしい」と話した。