渋滞対策にシャトルバス F1日本GP向け鈴鹿で協議会

【F1日本グランプリ開催に向けた取り組みについて報告を受ける出席者ら=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市の鈴鹿F1日本グランプリ地域活性化協議会(会長・末松則子市長)は7日、同市役所で全体会議を開き、4月5―7日に鈴鹿サーキットで開催するF1日本グランプリに向けた取り組みについて報告した。

会議には、所属する36団体のうち30団体の代表が参加。

冒頭で末松市長は「F1日本グランプリの開催を通して、本市はもとより周辺地域、三重県がより一層注目され、多くの観戦客が訪れる中、地域の魅力に触れ、全世界にその魅力が発信されることを願っている」とあいさつした。

環境整備部会の報告によると、渋滞対策の一つとして、シャトルバスの定時制確保と市内の交通円滑化のため、4月6、7日のいずれも午前6時から午後9時まで、国道23号中勢バイパスの一部区間でシャトルバス専用レーンに限定した通行規制をする。規制中は一般車両の通行はできない。

ことしのF1は初めての春開催、さらに中勢バイパス全線開通後初の開催となることから、事前の通行経路確認など、一般利用者に注意を呼びかけていく。

おもてなし部会の報告によると、地域活性化促進に向け、同協議会に参加する鈴鹿、津、四日市、桑名、亀山の5市と菰野町に在住の18歳以下とその同居家族を対象に、希望者を4月4、5日のF1日本グランプリ観戦に無料招待する。交通費は自己負担。申し込み受け付けは10日から3月23日まで。

今後、各市町の広報紙で知らせる。希望者はF1日本グランプリホームページ内の特設ページから申し込む。

同協議会は平成20年に発足。近隣自治体や関連企業などで構成し、会場周辺の交通安全や渋滞対策、観戦客のおもてなしに取り組む。