三重県、一般会計は8051億円 来年度当初予算の規模公表

【来年度当初予算の規模について説明を受ける議員ら=県議会議事堂で】

三重県は2日の県議会執行部説明会で、来年度当初予算の規模を公表した。一般会計は前年度比3・8%(320億円)減の約8051億円。19日の県議会本会議に提出する。

県が昨年12月の予算決算常任委員会で公表した各部局の要求総額は8055億円で、歳入の見込みを295億円上回った。財政当局は要求を精査するなどして対応したとみられる。

一般会計当初予算が前年度比で減少するのは6年ぶり。新型コロナウイルス関連の予算が大幅に減少したことなどが理由とみられる。県は14日に当初予算の詳細を公表する。

また、県は来年度当初予算と一体的に編成する一般会計補正予算が約106億円に上ることも明らかにした。国土強靱化(きょうじんか)に関連した国の補正予算を計上し、道路整備などの公共事業に充てる。