伊勢おかげ横丁で「節分の市」 豆や鬼の面、イワシ販売 三重

【イワシを串に刺して焼いた節分の「厄除けイワシ」の屋台=伊勢市宇治中之切町のおかげ横丁で】

【伊勢】2月3日の節分に合わせ、三重県伊勢市の伊勢神宮内宮前のおかげ横丁で、恒例の「節分の市」が開かれている。

豆まき用の節分豆や鬼の面、イワシを串に刺して焼いた「厄除けイワシ」など、厄払いの縁起物を販売する屋台が並び、観光客らを楽しませている。鬼のお面の絵付け体験(参加費・1600円)は、白い張り子の面に絵の具で色を塗り、オリジナルのお面づくりが楽しめる。横丁内に設置した七福神スタンプを集めるスタンプラリーなどもある。

節分の2月3日は、子どもたちが横丁に現れる鬼に豆をまく「子供鬼やらい」(午前11時)、熊野市の太鼓チーム「熊野鬼城太鼓」の演奏(午後1時、同2時)がある。また、辰(たつ)年生まれの「福人」による豆まき(午後3時)が4年ぶりに行われる予定。

催しは節分当日まで。広報担当者は「節分は、旧暦では1年の締めくくり。横丁で節分の厄払いの準備をし、春を告げる季節の行事を楽しんでほしい」と話している。