城田氏が川越町長に3選 投票率は34・97%

【当選し花束を手にする城田氏=三重郡川越町高松で】

【三重郡】任期満了(2月13日)に伴う三重県の川越町長選は28日投開票され、無所属現職の城田政幸氏(69)=高松=が、無所属新人の会社役員小西彦治氏(52)=兵庫県伊丹市春日丘=を制し、3選を果たした。

城田氏は午後9時半ごろ、同町高松の選挙事務所で当選の一報を聞き、和代夫人(67)や集まった多くの支持者らと喜びを爆発させ、万歳三唱した。自身初の選挙戦を振り返って「町内を回っていて『今後もしっかり頼むぞ』とのご声援をいただいた。相手候補の顔が見えない中、どのように訴えるかというところもあったが、思いをしっかり伝えることができた」と述べた。

その上で、3期目に向けて「防災・減災対策、2年後に開校を控えた中学校の建設、公共交通の実証実験など、住み続けたいと思えるまちづくりを、地に足着けて、スピード感を持ってしっかりやっていく。他の市町に負けない川越町をつくり上げたい」と決意表明した。

城田氏は2期8年の実績を述べながら、防災・減災力の強化、中学校整備事業など学びの環境の充実、効果的な交通安全施策の推進などを訴えたことで、得票につながった。

小西氏は選挙ポスターと選挙公報に町長退職金の町民への還元、企業版ふるさと納税活用などの取り組みや思いを書き込み、文字で有権者に訴えたが、及ばなかった。

当日有権者数は1万2186人(男6240人、女5946人)。投票率は、前回選挙となった平成21年3月(50・71%)比15・74ポイント減の34・97%だった。

■川越町長選選挙結果■
(28日午後9時44分結了)
当3459 城田政幸69無現

774 小西彦治52無新