安全運転を得点化、競う 伊賀で上位10人5団体を表彰

【個人部門で表彰を受けたコンテスト参加者と関係者ら=伊賀市上野丸之内のハイとピア伊賀で】

【伊賀】あいおいニッセイ同和損害保険(東京都渋谷区恵比寿)と北伊勢上野信用金庫(三重県四日市市安島)は24日、運転手がどれだけ安全運転をできているかを競う交通安全コンテストの表彰式を、伊賀市上野丸之内のハイトピア伊賀で開いた。

コンテストは、平成29年に両者が締結した「地方創生にかかる業務提携」の一環で、安全運転意識の向上やエコドライブの進展が目的。

コンテストでは、急ハンドルや急ブレーキ、携帯電話の使用などを計測できるあいおいニッセイの「テレマティクス技術」を活用。参加者は昨年11月の1カ月間、同技術を内蔵したテレマティクスタグを車に搭載し、伊賀市内での運転挙動データを収集した。

計301人・35チームが参加し、運転挙動データを得点化してランキングを発表。この日は個人部門で上位10人、チーム対抗部門で上位5団体が、北伊勢上野信用金庫の滝川康夫専務理事から表彰された。

個人部門で2位を獲得した同市の福村奈津希さんは「賞をいただけてうれしい。今回の経験を生かして、今後も安全運転に努めたい」と感想を話した。

また、コンテストで収集されたデータをもとに、伊賀地域内の「交通安全マップ」も作成・公開され、あいおいニッセイ三重支店の加藤亮二支店長から、伊賀市、市教育委員会、伊賀警察署へ贈呈された。