独り暮らし高齢者に手作り弁当 四日市内部社協、地域ボラと「あったか訪問」 三重

【味ごはんを盛り付ける会員ら=四日市市釆女町の内部地区市民センターで】

【四日市】三重県の四日市市内部地区社会福祉協議会は21日、地域ボランティア「虹の会」(田中英子会長)と連携して、手作り弁当を届ける「あったか訪問」を実施した。地域の70歳以上の独り暮らし高齢者宅など250戸に、「お元気ですか、寒さに負けないで!」のメッセージを添えた冬の彩り弁当を届けた。

「あったか訪問」は、31年前から年3回実施している。コロナ禍でも手作り弁当を望む声が多く、感染防止対策を徹底して続けてきた。虹の会会員ら15人が調理。献立は、地産地消の食材を使った「味ごはん」や「カボチャのそぼろ煮」、「サバの利休煮」など5品にイチゴとあられを添えた。

同市釆女町の内部地区市民センターで、田中会長らが作業を分担して調理し、彩りよく盛り付けられた弁当を、民生委員がそれぞれの受け持ち地区の高齢者に届けた。田中会長は「お弁当を待っておられる方々の笑顔を思いながら、させていただける感謝を込めて仲間と共に作りました」と話していた。