餅つきで地域交流 亀山・白川小児童と住民ら

【児童と一緒につきたて餅を味わう地域住民ら=亀山市白木町の市立白川小学校で】

【亀山】三重県亀山市白木町の市立白川小学校(平野朋希校長、児童数44人)は20日、同校のフリー参観日に合わせて「餅つき集会」を開き、日頃から児童の稲作やそば作り、炭焼きなどの体験学習に関わる地域住民ら約45人を招待した。

平野校長は「地域の皆さんへの感謝の気持ちを込め、楽しみにしていた『餅つき』で交流を深めてください」とあいさつ。

同校学校運営協議会の浅野重信会長は「お招きにあずかり、ありがとう。きょうは、児童の皆さんが昨年春に田植えし、秋に収穫したお米のお餅をいただく」と礼を述べた。

昔ながらのきねとうすで餅つきをした後、児童と地域住民らは、ハクサイやダイコン、ニンジンなどの野菜の入ったしょうゆ味の雑煮やきな粉味などのつきたて餅を味わい、交流を深めた。

また、地域住民と児童らが炭焼き窯で焼いた、市のふるさと納税返礼品「白川の炭」(6キロ入り、千円)の販売もあった。平野校長は「児童数の少ない小学校だが、多くの地域住民の皆さんの協力で、児童らは育まれている」と話していた。