豊かな心と自分らしさ表現 四日市で三泗小・中学校美術展 三重

【作品を鑑賞する来館者ら=四日市市安島の市文化会館で】

【四日市】三泗教育発表振興会(廣瀬琢也会長)は19日、三重県四日市市安島の市文化会館で「第60回・三泗小・中学校美術展」を開いた。三泗地区の小・中学校76校の児童・生徒の絵画、版画、立体作品など合わせて1553点を展示している。25日まで。22日は休み。

「豊かな心と自分らしさ」を全体のテーマに、小・中学生がそれぞれの発達段階に応じて取り組んだ作品。

小学生は、紙粘土のお面、木の実や落ち葉、枝などで表現した「秘密基地」、野球選手やサッカー選手など「将来の夢」をテーマに作った立体作品などを展示。中学生は、「15歳の私」と題した自画像や静物デッサン、自分の手を観察しながら作った「手の塑像」などを並べている。

南中の美術教諭、栗林楓弥さん(29)は「小学生は豊かな創造力が発揮され、中学生は基本から応用まで深く、限られた時間内でしっかりと自己表現した作品がそろった」と講評した。

三泗地区中学校17校の美術部生徒による平面、立体作品503点も同時展示している。