コロナ禍と今の日常を作品に 漫画家今日マチ子さん 伊勢訪問記展示

【コロナ禍と現在の伊勢をモチーフにしたイラストなどが並ぶ会場=伊勢市本町の外宮参道ギャラリーで】

【伊勢】漫画家の今日マチ子さん(東京都)がコロナ禍の伊勢の日常風景を描いた作品の展覧会「わたしの#stayhome日記2020―2023―伊勢訪問記―」が、三重県伊勢市本町の外宮参道ギャラリーで開かれている。2月9日まで。

今日さんは、新型コロナの感染が拡大した2020年、伊勢に芸術家たちを招く市の事業「クリエイターズ・ワーケーション」に参加。市内に1週間滞在し、街の様子や人々の日常を描き、SNS(交流サイト)で発信してきた。そしてコロナ禍の規制が緩和された昨年10月、再び伊勢を訪れ、今の日常を作品にした。

会場には、2度の滞在で着想を得たイラスト作品30点を中心に展示。商店街や駅、観光スポット、宮川堤など伊勢の風景と街の人々を柔らかなタッチで表した作品が並ぶ。コロナ禍の日々を描いたほかの作品40点も展示している。

今日さんは「長い歴史を持ち、文化を大切にしてきた伊勢だからこそ実現できた展示。パンデミックを通して見つめた日々を描いた。楽しんでいただければ幸いです」とコメントを寄せている。

同ギャラリーや市内の観光案内所では、今日さんが作品にした場所を地図に掲載した市内周遊MAPを配布している。

問い合わせは市観光誘客課=電話0596(21)5565=へ。