「墨友会」研さんの書展示 四日市で作品展、書家加藤さんと

【会員らの書作品が並ぶ会場=四日市市新町のアートギャラリー「黒い森」で】

【四日市】三重県四日市市元新町の書道教室「墨友会」(会員約80人)を主宰する日展会員の書家、加藤子華さん(85)と会員有志20人による掛け軸や色紙額、巻子など22点を展示した「墨友会 社中展」が12日、同市新町のアートギャラリー「黒い森」で始まった。2月18日まで。月曜日休み。

五言句「暁鶯鳴遠林」を、青墨を使って流れるような行草体で表現した掛け軸や力強い隷書体の掛け軸「懐古欽英風」、調和体の詩「今を生きる」、草書体の「愛」や「声」などの色紙額が並ぶ。また、李白の詩「大雅久不作」をしたためた長さ約3・5メートルの巻子作品も展示している。

加藤さんは、黒い和紙に「夢」の1文字を金色で表現したパネル作品を出品している。「書歴の長い方ばかりです。長年、研さんした余白、線、構成をいかに作品に生かせているか、多くの方々にご覧頂けたらうれしい」と話していた。問い合わせは同店=電話080(5117)4078=へ。