事故実演で「信号守って」 亀山・川崎小で交通安全教室 三重

【児童に安全な自転車の乗り方を指導する笹之内警部補(左端)=亀山市能褒野町の市立川崎小学校体育館で】

【亀山】三重県亀山市能褒野町の市立川崎小学校は10日、小学1―3年生児童計217人を対象に同校で「交通安全教室」を開いた。12日には、4、5年生計145人を対象に開く。

亀山署川崎駐在所勤務の笹之内潤一警部補が講師を務め、川崎地区まちづくり協議会とPTA安全推進委員会ら計13人が協力した。児童らは、同体育館に設営した特設道路を使い、安全な自転車走行と信号機のある横断歩道、信号機のない横断歩道の渡り方を学んだ。また、屋外では、子どもの絵を描いた段ボールを使用し、時速40キロで走行する車両の前に不意に飛び出した時の衝撃を体感する実演もあった。

【子どもを描いた段ボールと走行車両との事故の実演=亀山市能褒野町の市立川崎小学校屋外で】

笹之内警部補は「道路は危険な所です。交通事故に遭わないためには、信号を守る、車を見る、絶対飛び出さないこと」とし、「自分の命は自分で守るという意識を持ってください」と促した。