三重県職員6人を輪島市に派遣 市町は計12人、緊急消防援助隊も

【出発式で激励を受ける県と市町の職員=県庁で】

三重県は10日、能登半島地震で被害を受けた石川県輪島市に6人の県職員を派遣した。県内の9市町も計12人を派遣。県内の消防でつくる「緊急消防援助隊」も市内に向けて出発した。

県によると、6人の県職員は「第2陣」としての派遣。5日から現地に派遣されている6人の県職員らと交代し、市町の職員ら12人と共に避難所の運営や物資の分配などに当たる。

緊急消防援助隊は、総務省の要請で市町が派遣した。第1陣は、県内の消防本部に所属する175人の隊員らで構成。消防車や救助工作車、救急車など51台で向かった。

隊員らは、倒壊した家屋に取り残された人の救助や医療機関から転院する人らの搬送などに当たる予定。各市町は4―5日に一度のペースで交代の隊員を現地に派遣する見通し。

この日、県庁で出発式があり、派遣される職員のうち15人が出席。タイ訪問中の一見勝之知事に代わり、服部浩副知事が「県民を代表するつもりで被災者の期待に応えてほしい」と激励した。