110番、正しく利用だワン 特殊詐欺撲滅犬「あん子」らスーパーで呼びかけ 三重県警亀山署

【撲滅犬「あん子」と一緒に110番の適切な利用を呼びかける笹之内警部補(右から2人目)=亀山市田村町のマックスバリュ亀山みずほ台店で】

【亀山】三重県警亀山署地域課は「110番の日」の10日、亀山市田村町のマックスバリュ亀山みずほ台店で、買い物客らに110番の適切な利用促進を呼びかける広報啓発活動を実施した。

同署川崎駐在所勤務の笹之内潤一警部補のほか、野登、昼生の2駐在所署員ら4人に、昨年5月に特殊詐欺撲滅犬に任命された、笹之内警部補の愛犬「あん子」(ミニチュアシュナウザー・メス・7歳)も参加した。参加者らは「事件事故・緊急通報は110番へ、落とし物などの相談は#9110番」と書かれたチラシを手渡し、正しい利用を呼びかけた。

笹之内警部補は「ただチラシを渡すのではなく、注目を集める愛犬『あん子』を連れての啓発活動は効果があります」とし、「これからも『あん子』に活躍してもらいます」と話していた。

県警通信指令課によると、県内では昨年、110番受理件数が前年比6974件増の10万7976件で、うち1万7383件が問い合わせや相談などの緊急性が低い通報だった。またそれ以外に、いたずらや間違い電話などが約3万5千件あった。